音楽好き筋ジス患者HORIの正直ブログ

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障害者ってだけでなんで肩身の狭い思いをしなきゃいけないの?

皆さん、こんにちは!HORIです!

俺は怒っています。このポストに関連したことに対して怒っています。

このポストを見てどう思いますか?素直に「あ~良かったな」っていう話ですよね?

ところが、このポストをよく思わない人がいるんです。

たかだか1個人のポストにも関わらず、拡散されて広まっているようです。

リプライを飛ばす人と引用リポストで意見を述べている人がたくさんいて、良い意見がほとんどですが、悪いと思う意見も多くみられています。

その人たちの意見を抜粋すると…

  • 車イス専用のスペースがあるんだから、そこで見ればいい

  • 車イスチケットを申込・購入すればいいじゃないか

  • 普通の人はチケット記載の座席にしかいけないのに、どっちも選べるというのはいかがなものか

  • 運営側に迷惑をかけている・他人に迷惑をかけるな

  • こういうことを投稿するな

  • このポストを見て、真似する人が出てきて、「なんで自分はダメなんだ」というトラブルが起こるかもしれない

  • じゃあ車イス専用スペースはいらないな

  • 車イス専用スペースを作ってくれた人たちの思いを踏みにじっている

  • 誰がお前を好きなの?誰かの役に立ってるの?

などといった感じです。

同じ病気を抱える者として、いち障害者として、車イスユーザーとして、音楽好きとして、大事な仲間として、非常に怒っています。憤りを感じています。

一つひとつ反論していきます。

 

【車イス専用のスペースがあるんだから、そこで見ればいい】
→安全面で言えば、それは正しい意見なのかもしれない。
でも、車イスの人は専用のスペースで見るべきだという考えは間違っている。

本来であれば、チケット記載の座席で見れるのだから、そこで見たいというのはワガママではなく、客として当然の権利である。

車イス専用スペース=必ず良席というわけではないし、すごく遠くなったり、逆に近すぎたりして見えづらいことがほとんどだ。

ましてや、良席が当たったからそこで見たいというのは当たり前の心理・感情・考えだろう。

皆と同じ条件・同じ金額でチケットの申込・購入をしているにも関わらず、車イスの人は専用スペースだけでしか見てはいけないなんて、立派な差別だ。

 

【車イスチケットを申込・購入すればいいじゃないか】

→STARTIO ENTERTAINMENT(元ジャニーズ)関連のライブや一部のライブでは車イス専用スペースのチケットを販売している場合がある。

しかし、そういうケースはむしろ珍しく、今回の場合もそもそもそれがないので、一般のチケットを申し込んで、購入してから運営側に連絡するという流れとなる。

そんなことを知らないくせに調べもしないで意見するのは、恥ずかしすぎる…。

ましてや、彼は一連のポストの中でそのことについても説明している。

しっかりと一連のポストも確認してから意見してもらいたい。

 

【普通の人はチケット記載の座席にしかいけないのに、どっちも選べるというのはいかがなものか】

→どちらも選べるわけではなく、通常の場合は車イス専用スペースで案内をされる。

でも、今回の場合はたまたま良席が当たったから、「そこで見れないか?」と交渉をして実現したもの。

決して選択肢が与えられているわけではなく、皆と同じ条件・同じ金額でチケットを申込・購入をしているにも関わらず、車イス専用スペースでしか見られない。

過去にはA席のチケットを購入したにも関わらず、車イス専用スペースがS席だからといって、「差額を払わないとそこでは見られない」として、支払いを強制された事例もある。

これでもおかしいと思うのか?ズルいと思うのか?

 

【運営側に迷惑をかけている・他人に迷惑をかけるな】

→要望を伝えるということも柵を少し調整するなどは大して迷惑をかけていないと思う。

大体、生きている以上、大なり小なり人に迷惑をかけてしまうことはあるだろう。

わざとであれば許されることではないが、今回の場合は良席だったから元の場所で見たいという当然の権利を行使したまで。

「絶対にそうしろ」という態度ではなく、あくまで「できればそうしたい」とお願いをした上で、運営も納得した上でやっているのに、外野がとやかく言う資格はない。

ましてや、自分に迷惑を掛けられたわけでもないのに、よくもまぁ赤の他人のためにそこまで言えるなぁと感心する。

 

【こういうことを投稿するな】

→「承認欲求の塊かよ」「そっと胸にしまうべきこと」などという意見が…。

SNSではどんなことを発信してもその人の自由であるはず。

どの分際で言論の自由を禁止しようとしているのか…。

影響力のある人ならともかく、彼は一般人に過ぎない。

ただ嬉しかったということを、他の障害のある人も健常者と変わらずに同じ条件でライブを見れることを願って投稿していることが、そんなにも悪いことなのか?

 

【このポストを見て、真似する人が出てきて、「なんで自分はダメなんだ」というトラブルが起こるかもしれない】

→仮に真似をしてしまったとしても、それは真似をする人が悪いのでは…?

そんなことを言ってしまえば、例えば、ヤンキーが活躍する映画はそれを見て感化されて暴行事件を起こしたらどうするんだとなって公開できないし、不倫を題材にした歌詞が書かれている曲を聴いて真似して不倫したらどうするんだとして、音楽表現すらできなくなってしまう…。

それは発信する側の問題ではなく、受け取る側のモラルの問題であることは明白だ。

そんなことも想像できないのだろうか…。

 

【じゃあ車イス専用スペースはいらないな】

→今回はたまたま会場の設営の都合上上手くいっただけなのであって、必ずしも車イスユーザーが普通の席でも見れるとなったわけではない。

イベント会社・設営会社・現場のスタッフの考えはそれぞれ違っている。

どうしても車イス専用スペースでないと安全上難しいという考えもあれば、今回のように特に普通の席でも問題ないからと判断する場合もある。

車イスユーザーと一言で言っても、普通の車イスだけでなく、寝たきり状態でもライブが見たいという人もいるし、骨折しているが故にという人もいる。

ましてや、厳密には車イス専用スペースというよりは、配慮スペースというものであり、車イスユーザーでなくとも、妊婦の方や怪我をしている方、体調が優れない方なども利用できるスペースなのであるから、いらないと判断するには早計すぎる…。

 

【車イス専用スペースを作ってくれた人たちの思いを踏みにじっている】

→車イス専用スペースがあるからと言って、必ずしもそれを利用しないといけないのだろうか?

作ってくれたというよりは、元から作ることが決まっていたはず。

車イス専用スペースを作ったとしても、実際に車イスユーザーが来るとも限らない。

そのため、それは気持ちを踏みにじっているとは言えない。ただそういう選択をしたに過ぎない。

彼がそういう悪意で行動したことではなく、ただ良席で見たいという当たり前の純粋な思いで行動したことだ。

憶測でしか物事を語っていないし、人の善意を踏みにじっているかのような言い方は性格が悪いとしか思えない。

そういう自分自身がライブで嬉しい思いをして、楽しかった気持ちを踏みにじっているだろう。

 

【誰がお前を好きなの?誰かの役に立ってるの?】

→自分は違うと思うのは自由だし、それを発信するのもその人の自由。

ただ、違うと思うからといってその人自身を否定するのは違うと思う。

犯罪者であるならまだしも、彼はただ自分の要望を伝えて、それを実現してもらったに過ぎない。

彼は筋ジストロフィーという難病を抱えて、身内が亡くなって行くか迷っていたところを決断して、恋人と初めて行くライブという背景がある。

そんな背景も知らないくせに、彼のことを何も知らないくせにそのような物言いをするのはあまりにも身勝手すぎる。

 

彼のポストに対する炎上騒動を目の当たりにして、「この国はダメだ」と心底がっかりした…。

SNS(特に日本のX)上は、こんなにも想像力のかけらもない浅はかな人間で溢れているのかと絶望したし、つくづく世界的に見て民度が低く、低俗だと思う。

我々日本人はこの事実を真摯に受け止めて恥じるべきだ。

また、障害者に対する理解があまりにも乏しすぎる…。

今回の場合で言えば、「車イスの人は車イス専用スペースで見るべきだ」と平気で別的な発言を口にするし、エンタメ関係を自称するユーザーが「(運営側に)迷惑をかけるな」とか「余計な仕事を増やすな」とか「運営側はウザかっただろうな」とか発言をしていた…。

エンタメ関係の人間がそんなことを一番口にしてはいけないだろう…。

普段からも、こちらはエレベーターでしか移動できないにも関わらず、一人たりとも譲ろうとしてくれなかったり、映画館には車イス席は一番前にしかないことが多く、首を痛めながら映画鑑賞をしたり、せっかく良さげなレストランを見つけても、段差・階段があるから諦めざるを得なかったり…。

そんな憤りを感じながら生きているのに、なぜ容赦なく言葉を投げかけなければならないのか…?

我々は好きで障害者として生まれたわけではない!

そもそも健常者と障害者と分けていること自体がおかしいのだ。

障害の有無に関係なく、皆一人ひとりが同じ人間であるわけで、平等になるように配慮をするべきなのではないだろうか?

配慮をして当然とは思わないが、僕を含めた障害者の方々は大小問わず、様々な苦悩を抱えながら生きている。

そんな人が一生に何度もない良席のチケットが当たって、それを普通の人と同じようにその席で見たいと思うことがあたかも悪いことのように非難する人は人の心を持ち合わせていないのだと思う。

彼は難病を抱えているし、身内が亡くなっているし、本当に大変な思いをして今を生きている。

そんな人に対してよくも心ない言葉をぶつけられるものだと唖然とした…。

筋ジストロフィーを抱えている我々は今までできていたことがどんどんできなくなっていき、最終的には寝たきりになって何も自分でできなくなってしまう…。

そんな人の気持ちを想像したことがあるか?

僕らは普通の人と比べてタイムリミットがあまりにも短い。

そんな短いタイムリミットの中で、精一杯楽しんで生きようとする姿勢が、その行動がそんなにも悪いことなのか?

普段から大変な思いをして、辛い思いをしているのだから、多少なりとも特別扱いをされてもいいじゃないか…。

もちろんそれが当然だとは思わない。とてもありがたいことだ。

ただ、知ろうともしないくせに、批判なんかしないでほしい…。

我々に少しでも優しくしてほしい。そうでなければ、もしあなたが障害者となった時、誰も助けてくれなくなるだろう…。

この国が障害者でも普通に生きられるようになる日は来るのだろうか…?

こんな差別にまみれた国で来るわけがないか…。

本当に本当に悲しくて仕方ない…。

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