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給食の問題:川西市で始まった"給食のふりかけ持参"とは?

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皆さん、こんにちは!HORIです!

今回もまたYahoo!ニュースにて気になる記事を見つけましたので、触れて行きたいと思います。

 

"給食のふりかけ持参"問題の概要

今回の論争の概要を説明しますと、"2023年4月に川西市長と中学生との意見交換会で、生徒から給食の食べ残しを防ぐために「ふりかけ持参を認めてほしい」との要望があり、教育委員会は同年9月から条件付きでこれを認めた。"ということで、兵庫県川西市の中学校では"給食のふりかけ持参"が始まりました。

それに対して川西市議会では、"2023年9月に黒田美智市議が「給食は栄養バランスと衛生管理・食中毒などの事故が起こらないよう管理されている。家庭から違う食べ物を持って入ることがスムーズに行われてしまったことに危機感を持っている」と述べた。"
2014年2月9日の『ABEMA Prime』では、"ひろゆき氏も「出された料理の味を変えるのはすごく失礼で下品。そのまま残さず食べるのが人としてあるべき姿だよねと教えるべき」と主張した。"と批判の声もあるとの内容でした。

たかがふりかけ、されどふりかけ?

この批判に対してX上では、「そんな怒ること?感謝を忘れなければ良いじゃん」、「食品ロスが減るのなら歓迎したい」、「ふりかけを下品なんて思ったことないよ」など賛成の声もあがっているそうです。

X上でも上がっているとおり、たかがふりかけ1つで騒ぎすぎではないか?と思いますが、どうやらそうでもないようでして…。

栄養価の問題もある

『学校給食摂取基準』では、児童・生徒1人当たりのエネルギー、タンパク質、塩分相当量が定められているそうでして、管理栄養士の松丸奨氏は、中でも中学校では1食=3g以下と定められている塩分が「一番難しい」と言い、「献立の栄養価は決まっている。0.1g削るのがやっとなのに、ふりかけで塩分が0.3g増えると、あっという間にバランスが崩れる。栄養士としては疑問が残る。」と述べたそうです。

また、川西市では、"2022年の9月1日から週5日の米飯、全員喫食の完全給食がスタートしたばかり。28品目のアレルギー除去・対応を4000食、給食センターで実現している。"とのことで、特に川西市の中学校では、そうした取り組みに力を入れているようです。

そのため、たかがふりかけ1つだとしても、生徒の栄養価の偏りの問題に関わってくるようです。

食べ残し防止のためだとしても…

黒田市議は、「なぜ残食が出るのか。さまざまな知恵が子どもたちから出てきたはずだが、結局ふりかけを持ってくることに集約され、教育委員会がいろんな決め事を作り、保護者の責任で与えるかたちで通達を出している。始まって1年間の給食で残食があることが本当に悪いのか。専門家、調理師・栄養士、栄養教諭さんの意見やみんなの知恵をもらって解決すべき。アレルギー問題や感染防止等に尽力している現場があるので。そこの意見をあまり聞かずにスタートしたところも疑問」と述べたそうです。

白米の食べ残しによる栄養バランスの偏りを指摘する声もあるそうで、そうした声に対して管理栄養士の松丸奨氏は、「給食には学校間格差がある。皆さんの中にも“自分はちょっと…”という人がいれば、“給食は最高だった”という人もいるだろう。私が携わる学校では、ふりかけがなくても完食できている子が多い。“ウチは無理だからふりかけで”と言うより、まず学校側でやれることを探すことが大事で栄養士も努力をすべき」と述べたそうです。

そのため、"給食のふりかけ持参"が食べ残し防止へと繋げるための取り組みだとしても、学校側でも栄養士側でもやれることを探すというような努力をするべきで、様々な意見や知恵をもらって解決すべきで、周りの意見を聞かずに始めるのではく、もう少し考えてから始めるべきとのことです。

"ふりかけ持参"以外の食べ残しの対策

では食べ残しに対してはどのような対策をするべきなのでしょうか?

管理栄養士の松丸奨氏は、「クラスや担任教師の雰囲気でも残食量は変わる。先生がおいしそうに食べていると集団心理でおいしそうに食べるし逆もある。食べ残しだらけで1年間過ごしたクラスと、しっかり食べられているクラスでは成長にも差が出てくると思う」と述べたそうです。

また、「子どもにとって“野菜のここが嫌だ”というポイントは全部無くしていく。青臭さを感じにくくするなら、ドレッシングにリンゴや玉ねぎ・にんじんのすりおろしを混ぜる。魚の骨は徹底的に柔らかく煮て出す、切りものも、子どもの口のサイズを考えて切るなどして残食を減らしている。考えられる対策はたくさんある」とも述べたそうです。

上記の工夫意外にも、「食べ方も指導していくべき。おかずを先に全部食べてしまう子がいて、白米だけ残ると食べられないこともある。一緒に食べるか交互に口へ入れるなどを家庭でも学校でも教えないといけない。白米が余ってしまう問題は栄養士たちも考え、よりご飯に合うメニューや味付けを変えてみることも必要だろう。」とも述べたそうです。

つまり、食べ残しに対する対策として、クラスや担当教師の雰囲気と味付けの工夫、食べ方の指導もするべきということだそうです。

白米を残すことによる栄養不足<ふりかけによる栄養過多

先程の文章を読み取ると、"給食のふりかけ持参"には、栄養バランスの偏りの問題があるそうで、ほんの少しの塩分増加でもあたかも大きな問題であるかのようにありましたが、私は白米を残して発生する多少の栄養不足よりも、ふりかけ1つだけで発生する栄養過多が発生する方がマシだと思います。

たしかに成長期である児童・生徒のことですので、栄養バランスのことは数グラム単位での細かな配慮が必要だと思います。

そうだとしても、やはりたかだかふりかけ1つが増えたぐらいで、身体に大きな影響を及ぼすまでの問題に発展するのでしょうか?

これがご飯食べ残しのために、例えば毎日バター醤油をかけるだとか、毎日梅干しを持ってくるだとかそこまでのことをやってしまっては問題になるとは思います。

ですが、ふりかけ1つだけで問題になるほど人間の身体はやわなものなのでしょうか?

それは人によると思いますが、そうではないはずですので、「栄養が不足するぐらいならふりかけ持参ぐらいは大目に見るべきではないか?」と思います。

自由に食べるという行為は"悪"なのか?

先程紹介した記事の内容には、ひろゆき氏が「出された料理の味を変えるのはすごく失礼で下品。そのまま残さず食べるのが人としてあるべき姿。」と述べ、松丸氏は「食べ方も指導していくべき。おかずを先に全部食べてしまう子がいて、白米だけ残ると食べられないこともある。一緒に食べるか交互に口へ入れるなどを家庭でも学校でも教えないといけない。」と述べていました。

ふりかけをかけただけの行為が"失礼で下品"なほど最低な行為なのでしょうか?

自宅からわざわざ調味料を持ち込んで、それを料理にかけて食べたのならともかく、ご飯にふりかけをかけただけでそこまで言われないといけないのはなぜでしょうか?

では、ふりかけをかける人は全員"失礼で下品"な人たちなのでしょうか?

そのような考えこそが、ふりかけを製造している食品メーカーにもただご飯を様々な楽しみ方で楽しんでいる方々に対しても侮辱していますし、とても失礼だと思います。

また、「食べ方も指導すべき」との意見もありましたが、この意見に対しても疑問に思います。

ご飯はおかずを食べてから食べるという食べ方のみが正しい食べ方で、ご飯にふりかけをかけて味わうことは間違っている食べ方なのでしょうか?

例えば、シチューとご飯が出たとしたら、シチューをおかずにご飯を食べなければならないということでしょうか?そもそもシチューと一緒にご飯を出すこと自体どうかと思いますが…。

ただ、これは私がシチューをおかずにご飯を食べるのが好ましくないというだけで、決してシチューをおかずにご飯を食べることを否定しているわけでも、おかしいことだと思っているわけでもありません。

あくまで私の好みの問題ですので、食べ方に対して誰かにとやかく言う権利はないはずです。食の好みにも食べ方にも自由があっていいはずです。他人の食の好みも食べ方も否定するべきものではありません。

"ご飯はこう食べるべき"と人の好みを無視して食べ方を強制させることが、真の意味での食育につながるとは思えませんし、多様性が問われている世の中で、多様な食べ方を否定するのは時代に逆行しているように思えます。

多様な食べ方も認める社会、美味しい食べ方を追求する姿勢、素晴らしいことじゃないですか!

それなのに、ふりかけ1つでここまで考えなければならないとは、随分生きにくい社会だと感じます…。食べ方ぐらい好きにさせてあげましょうよ…。
そんな風にこの記事を見て感じました。

他にも最近のニュースについて触れていますので、是非他の記事もお読みください!

今回はこんなところで終わりたいと思います。それではまた、サヨナラ!

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