更なる深化を遂げた名作！衰え知らずの伝説的バンドLUNA SEA「MOTHER」感想レビュー

皆さん、こんにちは！ホリです！

2023/11/29に LUNA SEAのセルフカバーアルバム「MOTHER」と「STYLE」が同時発売されましたので、早速双方のレビューをさせて頂きました！よろしければ是非ご覧ください！

収録曲
1. LOVELESS
2. ROSIER
3. FACE TO FACE
4. CIVILIZE
5. GENESIS OF MIND 〜夢の彼方へ〜
6. AURORA
7. IN FUTURE
8. FAKE
9. TRUE BLUE
10. MOTHER

1曲目の「LOVELESS」は元のバージョンとの違いはあまり感じられない程RYUICHIの声も完璧に仕上がっている感じがします。
まるで大きなライブ会場で聴いている錯覚に陥ります。1曲目からこの仕上がり…他の曲も聴き進めていくのが楽しみになります！

2曲目の「ROSIER」はまさしく今のLUNA SEAを象徴するような感じで、RYUICHIの歌声が中音域が色気のある感じで高音もしっかりとリブート後のような感じのままで出ていて感動しました。
途中の語りもちゃんとJが呟いていましたし、ギターが元のバージョンよりもものすごくクリアに響いていてスタジオライブで聴いているかのようでした！

3曲目の「FACE TO FACE」はRYUICHIの色気のある濃密な中低音域がたっぷり聴こえる感じになっていました。演奏もそれに合わせたかのような重厚感たっぷりな感じになっていて、グルーヴ感をすごく感じられました！

4曲目の「CIVILIZE」は元のバージョンよりもテンポが早めでかなり攻めた感じになっていました。合間のコーラスも迫力がすごくて全く年齢を感じさせなかったです。昔の尖っていたLUNA SEAというかLUNACYを彷彿とさせます！

5曲目の「GENESIS OF MIND〜夢の彼方へ〜」は冒頭のアコギの音がクリアに響いて心地良かったです。ベースが終始張り付くような感じで、ドラムは余韻たっぷりな感じで叩いていて、ギターはディレイがかかりまくっていて、曲の世界観が更に濃密なものになっていました。まさしく夢心地のような感じでした。

6曲目の「AURORA」はドラムの音がかなりクリアに響いて突き抜けるような感じで、RYUICHIの歌声が伸びやかに聴こえてとても気持ちが良いです！

7曲目の「IN FUTURE」は冒頭のシンセの音が左右に揺れ動いていて、頭の中で音が鳴っているかのような感覚でした。ギターがエッジの効いたキレのある感じでロック全開なLUNA SEAを感じられました。スピード感もすごくて、それについていけているRYUICHIの歌声を聴いてもう術後の弱々しい感じは感じられなくて驚きました。

8曲目の「FAKE」は元のバージョンより少しテンポが落ちていますが、不思議と物足りなさは感じずにむしろ丁度良いように感じます。曲終盤でのドラムの音が突き抜ける感じで気持ち良いです！また、元のバージョンのスカスカ感がなくなって、ライブさながらに聴けて物足りなさはなくなりました！

9曲目の「TRUE BLUE」は元のバージョンと比べてベースの音よりもギターの音の方が前に出ている感じがします。しかし、それでもなおベースの存在感はすさまじく安定感がすごいです！ギターはそこまでディレイがかった感じではなく、わりとストレートなように聴こえました。
元のバージョンよりも最後は余韻たっぷりで、フェードアウトすることなくしっかりと終わっていました。

10曲目の「MOTHER」は「Mother of love」という部分の声が元のバージョンではキーが高かったですが、再録バージョンだと包み込まれるような優しく温かみのある感じがしました。ストリングスの音が前面に出ていてクラシカルな雰囲気がしました。
この曲でもフェードアウトすることなくしっかりと終わりました。「あー終わってしまった…」とライブが終わったような感覚に包まれます。

～総評～
全体を通してみると、空気感まで感じられる程元のバージョンよりも音がクリアで終始ライブを鑑賞しているかのような感じで迫力もすごかったです！
RYUICHIが術後だったので、正直しっかり歌えるのか心配でしたが、そんなのは杞憂でした。ベースの音がずっと迫力がすごかったですし、ドラムの音はとてもクリアで、ギターは曲によってまったく雰囲気が変わっていて細部までのこだわりを感じました。
このアルバムはしっかりとした環境で、イヤホンかヘッドホンでじっくり聴いてほしいと思いました。
気になった方は是非聴いてみてください！CD以外にもサブスクでも聴くことができます！