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変化を楽しみに:DIR EN GREYの最新シングル「19990120」感想レビュー

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皆さん、こんにちは!ホリです!
2024年1月17日に
DIR EN GREYの33rdシングル「19990120」が発売となりましたので、レビューをさせて頂きました。よろしければ是非ご覧ください!

収録曲

1. ゆらめき
2. 残 -ZAN-
3. アクロの丘

1曲目の「ゆらめき」はちょうど10年前に開催されたTOUR14 PSYCHONNECT -mode of "GAUZE"?-の際に披露されたようなアレンジとなっており、原曲に割と忠実なアレンジになっておりました。
原曲ではバンドの演奏と歌声が同時に始まっていたのが、イントロからピアノと歌声のみで始まり、「もう今さら僕に何ができるのか」と歌う箇所よりギター、ベース、ドラムの順でバンド演奏が加わり始めます。
原曲で多重録音されていたギターの音から、LRでのみ鳴らされるギターの音へと変わりとても聴きやすくなりました。
デビューから25年経過した現在のDIR EN GREYが当時のようなアレンジで演奏をするとどうなるのか?ということで今回のアレンジに至ったそうでして、フレーズは同じでありながらもドラムの音圧に重みが増しベースの重低音が更に迫力を増し全体的に音がフラットかつ明瞭になりました。
歌詩は一人称が「僕」から「俺」へと変わったのみで、歌声は音域が広くなったことで以前はギリギリのように聴こえていましたが、余裕を感じられつつも悲痛さが増しているように聴こえました。
ストリングスの音が加わったことにより曲のシリアスさが増し、原曲よりも冷たくドライで悲しい雰囲気になりました。

2曲目の「残 -ZAN-」はこれまでに23rdシングル「激しさと、この胸の中で絡みついた灼熱の闇」にて曲のタイトルを「残」へと名を変えて一度再構築という形でリアレンジされていました。
そこでのアレンジはデスメタルのようなゴリゴリのデスボイス7弦ギターと5弦ベースで歪みまくったサウンドとなっており、歌詩も大幅に変わりほとんど原曲の面影がありませんでした。
今回はそうしたアレンジとは違い、こちらも原曲に近いアレンジとなっておりました。原曲では冒頭では京の狂ったような歌声と激しい演奏があり、曲のエンディングには京が狂ったように呟くパートが存在しましたが、そのパートはバッサリカットされており、いきなり京のシャウトとエッジの効いたギターサウンドから始まります。
原曲でのギターリフが復活しており、曲の構成もほとんど原曲と変わりませんでした。
原曲と変わった点と言えば、歌詞に若干の変更・追加があり、「PSYCHO PASTTRAP」と歌うパートが多くなりました。
サウンドに関してはギターのサウンドがかなり鋭利な感じになり、ドラムがドスの利いた重い音に変わり、ベースの重厚感が増しておりました。
以前よりもシャウトの厚みが増しデスボイスも加わったことで歌唱力の変化を見せつけているように感じました。

3曲目の「アクロの丘」も原曲とほとんど変わらないアレンジとなっております。
冒頭の「ゴー」というノイズの聴こえ方が若干変わっており、飛行機の機内の音のような感じから深い海の底に沈められたような閉塞的な感じへと変わりました。
歌声は声の厚みが増しシンセサイザーの音が際立ったことで悲痛さがより感じられるようになりました。
こちらも「ゆらめき」のように全体的にフラットで明瞭感がありライブさながらの迫力もしっかりあるようなサウンドになっておりました。
アコースティックギターの音が細かいニュアンスまで聴こえギターソロは余韻たっぷりのディレイがかったサウンドになり、空気感まで感じ取れそうな程でした。
ドラムはタムの音が深く沈み込むように余韻のあるサウンドで、ベースはベースソロの1音1音がハッキリと聴こえる程輪郭がクッキリしたような印象でした。
原曲ではギターソロの前に京の呟きがありましたが、その箇所の歌詩が変わって歌唱パートになり新たな歌メロもつけられました。ここでも歌詩の一人称は「僕」から「俺」へと変化しておりました。
曲のアウトロにアコースティックギターの音色がありましたが、それがなくなることによってアッサリと終わるようになり、それがどこか寂しさを感じさせます。

~総評~

10年程前のDIR EN GREYでは基本的には原型を留めない程形を変えたり、チューニングを変更したりといった形でリアレンジすることが多かったのですが、今回のシングルはデビュー曲3曲を25年もの歳月を経て、現在のDIR EN GREYで表現するとどうなるのか?という近年のDIR EN GREYらしい過去曲を再発掘する形でのリアレンジとなりました。
大きくガラッと変えるわけではなく、基本的には原曲に忠実した形でのリアレンジとなっていますが、歌詩が若干の変更が加わったり、一人称が「僕」から「俺」に変わったり、歌い方が現在のようなシャウト方法に変わったり、サウンド面がフラットで聴きやすく音の輪郭がハッキリしたりと原曲の良い部分は残しながらも、深化した部分も垣間見れて程よいバランスでのアレンジに感じました!ベテランの余裕というものを見せつけられたような気がします。
インタビューを読んでみると、メンバーによってはまたやりたいと言っていたり、逆にまたやらないと思うと言っていたりと意見がバラバラなので、今後また今回の形で過去の曲をリアレンジするのかは分かりませんが、またやってくれることを期待してしまいます。
今後のDIR EN GREYは過去ツアーの再現ライブや海外でのアルバム再現ツアー、春先より国内でのツアーなど今年も活動が盛り沢山ですが、どのような変化を見せてくれるか楽しみです!

それではまた、サヨナラ!

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