皆さん、こんにちは!HORIです!
先日放送された『ガイアの夜明け』の放送内容が物議を醸しているようですので、今回はそのことについて触れてみたいと思います。
問題となってしまった放送内容
実際に問題となってしまった放送内容はどのようなものなのでしょうか?
そもそも『ガイアの夜明け』というのは、テレビ東京系で毎週金曜22:00に放送されている、経済ドキュメンタリー番組となっており、今話題の企業やユニークな企業などについてクローズアップして密着取材を行っている番組になっています。
今回クローズアップされたのは、大手建設会社の清水建設で、2024年1月5日に放送された『日経スペシャル ガイアの夜明け』内で取り扱われたようでした。
今回は入社4年目ながらにして現場監督として任命されたとある女性社員への密着取材が行われていたそうでして、問題となってしまったシーンというのが、"早朝の定例会議があるにも関わらず寝坊をしてしまい、更には寝坊をしているにも関わらず、呑気に食堂で朝食をとってから事務所へ顔を出したところ、上司である工事主任は軽く口頭で注意したに留まりましたが、広報担当者が代弁する形で叱責をした"というものでした。
一見すると、ただの「若手社員の成長物語」に過ぎないような内容でしたが、放送から1ヶ月半ほど経った2月中旬に炎上をし始めたそうです。
安全性がなにより大事な建設会社において、現場監督を担う人物が寝坊したということだけでなく、カメラの前で叱責をした広報担当者にも矛先が向いているようです。
この記事では炎上をした理由を"世間との温度差にある"と考察するに加えて、"報道は客観性を保つ一方で、編集によって印象が大きく変わることを認識すべきだ。取材対象への干渉は排除されるが、BGMやナレーション、テロップの要素によってリアルな情報も異なる印象を与える。"とした上で、"若手社員へのケアが重要だ"と書かれています。
過剰な批判による日本のテレビ番組の退屈化
ここで私が疑問に思ったのは、「そこまで考慮するべき放送内容であったのか」ということと、「若手社員へのケアは必要なのか?」ということです。
まずは、放送内容について触れたいと思いますが、たしかにカメラの前で叱責をするというのは、パワハラにも捉えかねられない行動であり、それを放送するというのは若手社員に対して「寝坊の子」だとレッテルを張られる可能性があります。
しかし、『ガイアの夜明け』はドキュメンタリー番組ですので、叱責されている様子をそのまま放送することは、リアルな現場で起こったという事実を、ありのままを届ける意味では必要ですし、そこまで改変されて届けられている印象もないので、大きく印象が変わるとは思えません。
そんなにいちいち内容に噛みついてしまっては、どんどん放送できる範囲が狭められて、似たり寄ったりな番組ばかりで、日本のテレビ番組がよりつまらないコンテンツに成り下がってしまいます。
嘘で固められたテレビ番組に対する不信感
今回の例でいうと清水建設の良いところのみを編集して放送するとなりますと、ドキュメンタリーとしては成立しないですし、そうした"嘘で固められた放送"に何の意義があるのでしょうか?
私はそうして"自分たちの都合のいいように"映像を編集して放送するテレビ局のことが信用なりません。
バラエティーにしても何を食べても文句の一つも言わず「美味しい」とコメントをする様や『セクシー田中さん』の事件について某テレビ局は一切報道をしない様などそうしたところを見てしまうと、不信感を抱くしかありません。
都合の悪いことも含めてきちんと放送してくれることで、忖度のない公正公平な放送をしているのだと安心できますが、そのようなことをしているテレビ局は残念ながら日本にはないようです。
そのため、日本のテレビ放送を見る時はすべて嘘ではないか?と疑ってかかった上で見ないと、痛い目を見ることになるかと思えます。
不要なケアと叱責の正当性
Yahoo!ニュース内での若手社員へのケアが必要とありましたが、叱責したこともそれを放送したことも「寝坊をした人」と揶揄される恐れがあると批判していますが、それはそのように揶揄をする人に問題があると思いますし、むしろそのような下らない人間を教育するべきだと思います。
寝坊をしたのに加えて、呑気に朝食を食べてから事務所に顔を出すなんて仕事をナメているとしか思えませんので、叱責されて当然ですし、カメラの向こうに放送されるのが嫌であれば尚更そんな行動をしなければいいのです。
カメラの前で、みんなの前でその人自身を侮辱するような内容であったり、人格を否定するような内容であったり、仕事ができないとバカにするような内容であったりしたならば、それは大きな問題ですが、正当な理由で叱責しているのですから、何が問題なのでしょうか?
パワハラだと訴えられたり、批判を恐れたりして怒らないでいると、仕事に対する意識が高まらないですし、その人自身の成長を止めてしまいます。
誰もが考えも理解もしようとしない社会にならないために
今の世の中は少しでも何か気に入らないことがあるとすぐさま批判して、あれもダメこれもダメとなって規制だらけになってしまって、結局人様の顔色をうかがった似たり寄ったりのつまらないテレビ番組で飽和状態にあるので、少しぐらいは大目に見てもらえないものかと思います。
平成中期までは下らない検証に大掛かりにも関わらず安全性への配慮が不十分なセットを組んでいたバラエティ番組や14歳の少女が妊娠するという衝撃の内容のドラマなどが存在していましたが、テレビ番組というのは時にはすごく笑えるものであったり、衝撃的な内容でもそれが何かを考えるきっかけになったりと、すべてが毒ではなく、時には薬ともなるものもあるというものでした。
それが今ではお得情報や知らなくても何も困らない知識などを提供するだけで、何も考えずにただ都合の良い情報を受け取るだけの視聴者ばかりが増えて、自分の都合しか考えないで批判をして、本当の問題には目を向けようともしない人ばかりで溢れてしまいます。
そうした人間が溢れた社会になってしまっては、多様性を認められる社会なんて作れないですし、発展はおろか衰退していく一方だと思います。
そうした社会にさせないためにも、独りよがりの穿った見方での批判ではなく、"正しい批判"をしてほしいと願うばかりです。
他にも最近のニュースについて触れていますので、是非他の記事もお読みください!
今回は以上となります。それではまた、サヨナラ!
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